2022年05月31日
エルメス201819年秋冬コレクション温もりの赤に包まれた夕暮れ時の秋
(HERMÈS)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。秋の夕暮れ―アーティスティック・ディレクターのナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキーが新作発表に選んだ舞台は、紅葉に覆われた秋の山々のような美しい赤に囲まれた世界。会場となったパリ市内の高校には、透明素材で覆われたランウェイを設置。クリア素材が透けて見える赤いライト、そしてランウェイに敷き詰められた赤い石。それら全てが組み合わせされた幻想的な空間で、日没のタイミングに合わせてショーは幕を開けた。ファーストルックはなめらかで肌触りのよいカーフレザーでドレスを仕立てた。ナデージュがデビュー以来大切にしている、限りなく黒に近いブルー・ノワールのレザーピースが後に続くように登場する。表現するのは、レザーと技術の融合。そしてさとさ、さとエレガンスなど相反する要素を同居させた。ウエストや襟回りには、が取り付けられ躍動的なアクセントをプラス。スキーウェア風の厚みあるニットには、ハイジュエリーがコーディネートされ、スポーツミュウミュウスーパーコピーとエレガンスの融合を着こなしによって具現化する。メゾンの大切なコード、レザー製品の金具をさまざまデザインでプレタポルテに落とし込まれた。バッグ「ピアノ」の正方形の金具がドレスやコートのボタンとなり、「ヴェルー」バッグのチェーンがアウターを飾るデコレーションパーツへ様変わりする。また、革小物「メドール」に引用されていたピラミッド型のスタッズは、プリントドレスの柄として、もしくはのの織柄となり、さらにはレザーボタンとしても表現された。エルメスの原点である乗馬の世界。この大切なコードもデザインに反映されているセリーヌ帽子コピー。柔らかなのジョッパーズパンツ、ジョッキーが纏うコートやジャケット、さらにはシャツから着想を得たピースが数多く登場している。